ピンポーン…ドンドンドンドン!
「あれっ? キリさんどうしたの!?」
「んー? 誕生日祝いに来たに決まってるじゃないか!
寒いんだから早く開けろよ」
「なんだか偉そうだ…いつもだけどさ。っていうかキリさん…
すごい太ってない? 俺の気のせいじゃないよね?」
「おぅ。ナマモノの肉襦袢つけてきたかr」
「ご主人様ぁっ! あついよぅ」
「おお! カヲルちゃん! 久し振りだねぃ」
「こんちくわー!」
「キリさんでしょ、こんな挨拶教えてんの」
「教えてない! カヲルが勝手に真似てるだけだYO!」
「ってか日本からカヲルちゃんぶら下げてきたの?
よく捕まんなかったね」
「うん。二・三人やっつけてきた★」
「ぇえー」
「つーのは冗談だけどもね、こっちに着いてからだよ。
寒くて寒くていかんね、こっちは。つーかさすが本場なのか
ハロウィンのアレが凄いね! えーと…」
「キリさんシモネタ禁止だから!」
「まだナニも言ってないじゃないか」
「長い付き合いなんだから言おうとしてる事くらい察せるよ;」
「ばれてたか」
「やっぱりかYO!」
「うん、じゃあ俺はこのまま少し観光して帰るけどさぁ、
カヲル置いてってあげるからHITOMIちゃんと遊ばせてやってよ。
最近実験続きで構ってやってないんだろ?」
「まぁ、そうなんだけど…キリさん一人で大丈夫なの?
地元ですら迷子になるクセに…」
「大丈夫だ! 知らないところは迷っても迷わなくても
道なんかわからないからNE★」
「あ、春樹さんいらっしゃってたんですね。こんにちh」
「聞けYO! ってもぅいいよ。じゃ、またな。」
「おぅ。」
「あ、そうだ、これ、ケーキ。腐ってないといいな。じゃ。」
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