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ドメスティック・ヴァイオレンス

ドメスティック・ヴァイオレンス



皆さんこの単語は知ってますね?



そう、最近では日本でも問題になっている家庭内暴力とか恋人など、身近な人に対する暴力です。



ここ亜米利加ではこのドメスティックヴァイオレンスに対する取り締まりが厳しいです。











異常な位











忘れまい。





あれは2000年の夏の終わり、英語研修も終わりに近づき、大学の図書館で勉強してた頃のことです。



この頃って、ホームシック(おうちに帰りたくなっちゃうの)にかかる人が多いんですよ、



で、僕の友達(女性)も例外なくホームシックになってしまい、相談相手になってたんです。



話をしている内にだんだん落込んできて、



泣いちゃったんです、その子





僕は女の子の扱いが余りうまくなかったので(今もうまくないですけど)、その場でおろおろしてたんですよ。





その子は泣き続けます





そんな彼女に掛ける言葉も無く只呆然としてる俺








すると、そこにお巡りさんが通りかかりました。








「どうしたんですか?」訝しげに彼は聞きます



「いやなんでもないです」焦りながら僕は答えます。












その時はそのまま行ったのですよ彼は...












疑いの目を残しつつ












その後も、ずっとその子は泣いて、







僕はおろおろしていました。






そうこうしている内にさっき来たお巡りさんが、女の人を連れてきました












いやな予感がしたんです。












その人は刑事さんで、恰幅のいい人でした。






その人は、友達の女の子の顔を上げさせ怪我がないかをチェックしつつ






「大丈夫?」と聞いていました。




でも彼女は答えられる状態じゃ在りません





だって彼女はものすごく落込んでいて、英語どころか日本語すら、言葉すら発しません





この刑事さんにも脅えてるようです













しばらく続く沈黙













なんかとても気まずいです。



だから僕が、「彼女は大丈夫ですよ」といったんです、皆を安心させるために








そしたら間髪いれずに「私は彼女と話す必要があるの!



て怒られちゃいました















完全にドメスティックヴァイオレンスの加害者扱いです。















そのひとにIDの提示を求められ、名前と住所、年齢、国籍など、ひとしきり聞かれました。






その子はその子で、その刑事さんに色々聞かれて。






その挙げ句、きつい目で、











誰か英語話せる人は居ないの?」と言われる始末。











・・・・・・・・












どうやら僕が話してたのは英語ではなかったようです。






そこで、先輩を呼びだし、事情を説明してもらいました。









その子はもう泣き止んでます。









僕はもう泣きそうです。









しかもその刑事のおばちゃん、疑いが晴れたら晴れたで「貴方は立派だわ」なんておっしゃりやがったのです



散々疑って、「立派」って・・・



確かに彼女を守ろうとしました、



ちゃんと「彼女は大丈夫だ」といいました。















・・・・・・えぐっ















あのおばちゃんの目、恐かったよぅ。



捕まったらどうしようか、とか本気で考えました。











※教訓)アメリカでは公共の場で泣いている女の人がいて、その側で慰めてる男性がいると、その人はドメスティックヴァイオレンスの加害者だと判断されちゃいます。






何より悲しかったのが、3ヶ月居たのに英語が通じなかったってことです。。






その晩僕は一人で枕を濡らしましたとさ。










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